反発係数って?
反発係数
反発係数とは物理学的に2つの物体の衝突において、衝突前の互いに近づく速さに対する、
衝突後の互いに遠ざかる速さの比のことを言いい、COR値とも呼ばれます。
ゴルフにおいては2008年1月1日からルール(SLEルール)として、反発係数に制限が設けられました。
SLEルールとは「スプリング効果(SPRING Like Effect=バネのような効果)」の意味で、
R&A(英国ゴルフ協会)が定めたルールによりクラブフェースの反発係数(COR)と呼ばれる数値が、0.830を超えてはならないというルールが設けられています。
反発テスト
反発規則とは、キャノンテストといってヘッドにボールを当てて跳ね返ってくる係数を計測し、0.830を超えるものを違反としています。
計測は、ベンチュラムマシンという機械で行います。
振り子の先の鉄球が落ち、クラブのフェイスと接触している時間(CT値)を計測するのですが、
100万分の257秒以上くっついてしまっていると、
反発係数が0.830を超えているものとして違反になってしまいます。
具体的には、ヘッドのフェイス部分の中心に印をつけて、振り子の先についたゴルフボールと同じ直径の金属球を9回ぶつけます。
その時の振動を計測することで、その波長の長さが規定内に違反をしているのかが分かるようになっています。
クラブの高反発規制などの規則の目的
「プレーヤーの技量よりも用具の進歩に過度に頼りすぎることを抑制し、プレーヤーの技量がゲームを通しての主要な成功の要素であることを確保することである」
とR&A(英国ゴルフ協会)とUSGA(全米ゴルフ協会)は共同声明で述べています。
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